ここまでのエアプランツの育て方まとめ
数ヶ月ですが、試行錯誤してきた内容をまとめたいと思います。
<基礎>
■気温条件 20-30℃の間が良さそう
■湿度条件 60%を基礎とする (経験より)
■日照条件 冬場は太陽光が強く無いので直射日光でも可
■風の条件 蒸れ防止の為、必要
■潅水条件 スプレー噴射より ”洗う”が楽
■その他 個体差と品種差がかなりある
☆エアプランツを買う前に、育てたい場所を予め考えておく。
重要だと私は思っています。
100均で売っているから思わず買ってしまった!という方は、 100均で温湿度計を買ってください。体感で湿度や温度は測れませんからね。
■気温条件
エアプランツは、メキシコやグアマテラといった中央アメリカの 辺りで生息している植物です。赤道直下です。 wikiによると、キセログラフィカの場合「平均気温22-28℃・平均湿度60-72%」 と記載されています。ネットや本で調べてみると、気温は20-30℃と書かれているものや、8-40℃と書かれているものもあり、バラつきがあります。私は、人と植物とが心地良く快適に感じる 20-30℃としています。
■湿度条件
私は60%としています。特に室内生育の場合、60%以上になるとカビが増え始めます。スパニッシュモス/ウスネオイデスになると、目標湿度 80%となるため、やはり室内育成は温室以外厳しく、また、外で育てるとなると 水やりの頻度を考えなければなりません。 また、本来の生息地にはない、越冬をしなければならない為、温度と湿度の 管理が重要だと考えています。
■日照条件
ネットや本だと"直射日光を避け、レースのカーテンなどで遮光をする" とありますが、私は、"直射日光を レースのカーテンなどで遮光する" が正解だと考えています。 エアプランツは樹木に着生し木陰環境で育つ植物です。
数値で調べてみると、農作物の場合は直射日光を受けて育ちます。 この照度は最大20000luxになります。 ちょうど、夏の陽射しがガンガンあっている状態、と思っていただけると想像しやすいかと思います。 エアプランツに必要な照度は、生息地から木陰程度の照度になる為、目安が2000luxになります。よって、生育場所は陽射しが足りているのかどうかを考慮してあげないと育ちはしますが徒長してしまいます。
■風の条件
蒸れないようにする為だと私は考えています。
病気やカビ対策防止といったところでしょう。
■潅水条件
水やりのタイミングは諸説あるのですが、時期・状態によって変えていくしかないと
思っています。私自身、最初の1株程度だと霧吹きスプレーでシュッシュッしていたのですが、増えていくにつれ、スプレーをするのが面倒になってきました。そこで、始めたのが ”洗う” です。
洗面台を浸し水をジャブジャブとかけ、洗うことで、害虫を洗い流す・葉の間につまったゴミを洗い流すことができます。エアプランツには虫が付かないといったネット記事も散見するの
ですが、結局、虫が付きにくいだけで、付く植物です。
以前、私がセレリアナを買ってきた際に、ダンゴムシの死骸が付いていた事もあったくらいですから。
洗った後は、エアプランツ活力液 Sakuya" を1-2噴きしてあげると、より一層、成長します。
水切りも忘れずに!重要です!!
■その他
品種によって生育方法にかなりバラつきがあります。 初心者向けとして、イオナンタやテクトラムが紹介されていますが、 温湿度照度管理がされていないと葉先がどんどん枯れていきます。 また、トリコームも剥げていきます。(ハゲトリム化)
ジュンセアやストリクタなどは、比較的環境に馴染みやすいのですが、 トリコームの綺麗なテクトラムとなると、話が変わってきます。テクトラムの綺麗なトリコームを維持する為に強陽射・日中強乾燥・夜間霧 と生育環境に近い状態にしてあげる事が望ましいでしょう。
また、エアプランツ定番のキセログラフィカは、カールしている葉が 可愛いのですが、葉をカールさせる為に乾燥気味に育てる必要があります。 水やりを潤沢行った場合、カールしないため一部の掲示板では徒長!!とあります。また、同じような品種としてスプレクトフィアは、水分が潤沢だと 葉を伸ばし、足りなくなってくると葉がカールする性質です。
コットンキャンディの場合、水分が多いと葉を広げ、水分が足りないと、カウツキーのように丸まります。
また、ジュンセアの場合は、逆に水分が多いと葉を寄せ、足りないと広げていきます。
この様に、品種毎に加え、個体差もあります。
我が家で、育てているカプトゥは、縦に伸びる子と横に伸びる子がいます。
一つ一つ、向き合っていくことが重要だと感じています。
今後、春先、夏に向け、色々考えていかなければなりません。 日々勉強です。
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